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1.鋼管シートパイルとは

Walled Steel Pipe Pilesは、鋼管矢板、鋼管シートパイルなどの名前でも呼ばれ、鋼管に継目を溶接して連結できるようにし壁体を形成するため、港湾の岸壁や防波堤などに使用される。また、一般基礎工事の土留、水止、また橋脚の基礎にも使用される。鋼管シートファイルは、杭打船で所要深度まで杭打して施行するため、水深が深い所や地盤の弱い所で壁を施工する場合に有利で、適用分野は次の通りである。

2. 適用分野

港湾工事
水深が深い海岸地域の岸壁、護岸、防波堤などの港湾工事で、強い土圧を支える壁体を施工する場合に使われる。
土木工事
橋梁、道路、鉄道施工時、関連橋台、土留壁などで、強い垂直荷重だけでなく水平土圧を支えなければならない場合の壁体の施工に使われる。
水中工事
人工島または連絡歩道橋の?橋脚基礎のための水止用として、海岸から離れた水中で施工される構造物の工事の場合、大きな水圧を支えられるよう鋼管シートパイルが利用される。

3. 特徴および長所

1) 合理的で経済的な設計が可能。
2) 剛性が高く、断面性能に優れる。
3) 水平および垂直荷重に対する支持力に優れる。
4) 大口径鋼管シートパイルでも、単位幅当たりの追加壁体重量がない。
5) 大部分の地盤まで管入でき、十分な支持力を確保できる。
6) 様々な形の壁体が可能。
7) 壁体の高さを自由自在に形成できる。
8) 施工が簡単で、工期短縮が可能。
9) 防水効果に優れ、安全で確実な施工ができる。

4. 鋼管シートパイルの仕様

種類および形態

(a)P-P型
(b)P-T型
(c)L-T型

区分
寸法 (mm)
継目引張試験(t/m)
特徴
L-T型
L: 65x65x8t
T: 125x9x12
50
継目の引張強度は高いが、継目内部にグラウティング注入が不可能。
P-T型
P: 。ヒ165.2x9t
T: 85X76X9X9
33
継目にグラウティング注入が可能で水密性が高く、引張強度が良好。
P-P型
P:。ヒ165.2x11t
17
継手にグラウティング注入が容易で、水止性が高い。

設計方法

タイロッド式
土圧および残留水圧をタイロッドにつなげられたアンカーと受動土圧が受けるように設計する。

カンチレバー式
主動土圧と残留土圧を受動土圧が受けるように設計し、横方向の荷重を支持できる断面係数を持った鋼管シートパイルを選定する。埋入の深さは、主動土圧と水圧を支持できるように埋入の有効長さを決めるか、横方向許容支持力範囲内で設計する。

経済性比較

既存の設計および比較設計による概略的な工事費を比較した結果、鋼管シートパイルを活用した比較設計による概略的な工事費は、既存の設計に比べ平均約84%である。

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