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バルコニ-手すりは、安全台としての本来の機能と美観上の理由から様々なデザインと材料で製作・設置されてきました。住宅の寿命と同等の寿命が必要であり、外部に露出されるため、優れた耐食性の確保や美しいデザイン、優れた作業性が求められます。

粉体塗装バルコニー

スーパー・レールは美しい色をもち、リーズナブルなため、バルコニー手すりの材料として現在最も好まれています。スーパー・レールは、亜鉛メッキ鋼管にポリエステル系の静電粉体塗装を施したもので、被覆体(鋼管)に適切な前処理の後、特定の粉体塗料を、陰極で帯電した静電粉体塗装用ガン(gun)のノズルを通してアースの引かれた被覆体に噴射し(この時の塗膜厚は約60μm)、電気的に付着させます。ところが、工程中に乾燥が不完全であれば塗膜の物性が劣り、高温で乾燥すると黄変現象が起こる可能性があります。また、近年の深刻な大気汚染による酸性雨の影響で、溶接部におけるコーティング層破壊から起こる隙間腐食(crevice corrosion)、孔食(pitting) などの局部腐食問題が大きな課題となっています。さらに、スーパー・レールの寿命は、アパートの寿命(30〜50年)に及ばないため、バルコニー手すりの再工事が必要となります。

塗装がはがれた粉体塗装バルコニー手すり

フレームの間が腐食した
粉体塗装バルコニー手すり

粉体塗装バルコニー手すりの腐食により 流れ出た錆

スーパー・レールが登場する前までは、バルコニー手すりの材料として、主に一般炭素鋼、ステンレス鋼が使われていました。しかし、多様な色のコーティング層を具現できるスーパー・レールが現れると、デザインの限界と工程単価の上昇などの理由で、これらの素材の使用は避けられました。しかし、最近では、ステンレス表面処理加工技術の発達やステンレス鋼の大衆化、優れた経済性により、既存のスーパー・レールをもう一度ステンレス鋼に切り替えようとする試みが行われています。

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